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爆竹の洗礼を受けた後、宿に入ると正月を過ごすための食事が用意されていた。


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おいしい食事を頂きながら、宿の皆と中国の年末番組「春節聯歓晩会」を見ながら、楽しい時間をすごした。
※最も私と同世代の80後(バーリンホー)は日本と同じくインターネットに流れていて、視聴率は下がりつつあるそうだが。

宿のオーナーの娘が教えてくれた所によると、春節は家族と過ごすのがとても重要視されていて、日本と同じでこの時期に故郷に帰らないと「親不孝」の謗りを受けるそうだ。

それ故に、普通の日本人旅行者(特に個人旅行者)はこの時期に中国を旅行すると「家族の絆」を見せつけられて、ホームシックにかかる事が多いとか。

本来ならば僕もその状況に陥る所だったのだが、この宿に泊まった事で寂しい思いをせずにすんだ。

この宿(南京国際青年旅舎、英語名はジャスミン・ユースホステル)は通常の旅行者の他に、近くの南京大学や南京師範大学の学生が多く出入りしていて、金髪で青い眼をしたイギリス人やドイツ人が流暢な中国語を話していたりする面白い宿だ。

↓宿の面々(一部、英国・オッ○スフォードからの留学生が張り切っちゃってますが気にしないでくださいw)

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↑ぶれててスイマセン


逆に日本人が溢れる上海から、そこまで距離もないのに日本人にはほとんど出会わなかった。やはり南京と言う場所は避けたがる傾向があるのだろうか?

そんなことを思っていた時に、ある一人の日本人が宿を訪ねてきた。

それが彼↓名前はsugiX氏

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↑あ、上の写真で出ちゃってますね(しまったw


彼は単なる旅人ではなくて、南京師範大学で中国語を学ぶと言う題目で学生ビザを取り、長期滞在しながらとある活動をしていた。

彼がどんな人か詳しく知りたい人は、彼のホームページ「smile park」を見ていただきたいですが彼が語ったことと絡めて、簡単に彼がどんなことをしているか書いていこうと思う。

彼は元々某大手自動車会社のデザイナーだったが、仕事を続けていく中で

・自分で何かをやってみたいという想いが出てきた。

・何故「自動車」というものが必要なのか?というところから考えたい。と思うように。

・単純に「美しいモノを作れ」といわれて作るのは嫌だ。

・自動車に限らず「○○」を作る理由があるのであれば作りたい。

彼がこういった考えを持った理由は、彼が単なる美大出身者ではなく、経営学部とのダブルスクールを経て、上記の会社に入社したということが大きく関係していると彼自身が語っていた。

彼曰く「美大出身者」はこういった考えを持つことは少ないとのことだった。

こういう思いを持った結果が下記のような行動に繋がった↓(※HPの「わたしたちが取り組むこと」から抜粋)


一言で言うと、やることは「モノづくり」。sugiXが世界各地に滞在し、そこで肌で触れた事をベースに、なぜそのものを作るのかを考え、そのものの存在意義も含め、伝えていく。それをProjectスタイルでいくつも進めていきます。

その国ごと、Projectごとに何をやるのかは未定。現地での出会い、体験から生まれる感覚を大切にし、そしてなによりsugiXが本当に作りたいものを作る。そうして出来上がったProductを日本はじめ世界各国で展開すると同時に、sugiXが発見した思いも伝えていく。それがSmile Parkの活動です。



そして、その最初の場所が南京だった。

南京を選んだ理由は「何となく」だったが、僕も南京に来たのは「何となく」だったりする。
とはいえ、もちろん南京大虐殺というキーワードは一部の日本人を引き付け、遠ざける一つの磁場であることは間違いないだろうと彼と話していて思った。

※ちなみに日本人の在住者は上海に10万人/2000万人中 に対して南京はたったの500人/600万人(人口同規模の大連は6000人/600万人中)しかいないそうだ。中国人側が受け入れないというよりは日本人側が避けている印象が強かった。

上の「わたしたちが取り組むこと」を読んでいただければ分かるように、現地に滞在し、その体験から本当に必要とされるモノづくりをしていくのが彼のスタンスだ。だから、この南京という場所について色々考えた。

彼がこの地に来て思ったのは


南京大虐殺を中心として「過去の南京」について知っている人は少なくないかもしれない。
では、「今の南京」について知っている日本人はどれだけいるだろうか?


ということだ。


そもそも、彼の日中関係に対してのスタンスは「日中友好よりもまずは日中理解」というもので
「友好」などというものは強制されるものではないし、逆に中国を嫌うのはいいがそれは「理解」してからするべきという考えだ。

彼に同調するわけではないが、僕自身も全く同じ意見で、今の日本人にとっては、中国という国との距離の取り方(近づくにしろ遠ざかるにしろ)の一つの解ではないかと思う。

最近でこそ若年層を中心に状況が変わってきているとはいえ、これまで日中関係を語る切り口となると「歴史問題」に偏っていたと言わざるをおえないのではないか。(中国人にしてもテレビドラマの中で暴れている日本軍のイメージはいまだに強い)

結果、「今」中国に生きる中国人、日本に生きる日本人というものがお互いに見えてこなかった。

歴史は理解のために重要だが、更に前に進むためには「今」を知る必要があるという発想を彼は持っていた。

それを発想で終わらせずに、人との出会いをしっかり形にしていた。
既に終わってしまっているが↓のような講演会も企画していた。(申し訳ないですsugiXさん)

南京の『今』を生きる人 講演会→http://smile-park.com/sugix/20100321-1347/


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↑ちなみに彼は来るのが遅かったので食事が残ってなくて僕の買い置きのカップラーメン奢らせていただきましたw


彼は信用できる人間で、物事を変えていける人間だと思ったが、その理由は物事に対する姿勢もそうだが

彼の発展途上国を支援したいといった思いではなく、「自己中に自分のやりたいことをやる」という言葉をきいたからだ。

「全ての行為は自分の為、『他人の為』は嘘っぽい」ときっぱり言ってしまえる潔さがあった。

その上で「責任感」を持って具体的に物事を動かしていく行動力があった。


自分に足りてないものを形として見せてもらったような気がします。

こうして海外で「チャレンジする」日本人がいることを誇りに思います。


最後にクリエイターであり、日本の若者である彼に二つの質問をした。

Q.モノを作ってきた人間として、将来、中国が日本と同じような品質の高いモノづくりが出来ると思いますか?

A.日本人は、職人に対して「カッコイイ!」という感覚を持てるが、中国ではそうでもない。
 アメリカや中国は大きな「システム」を作るのは得意だが、モノづくりはできない国だと思う。


Q.先日、日本企業で働いている中国人に「日本にはエネルギーがない」と言われましたが、その点についてはどう思いますか?

A.若い世代(20代・30代前半)はエネルギーを持っている人が沢山いると思う。
 僕ら若い世代は生まれてから、(マイナス成長を始めとして)自国のネガティブな面しか見てこなかった。
 だから「なにくそ!!」と思っている人は多いと思う。
 ただ年齢的に大きな力を持てる年齢ではないので、僕らの世代が社会の中心になってくる5年後~10年後が楽しみです。

結構、本人たちに自覚はなかったりするんですが、自分たちの世代がこれから社会を大いに担っていくんですよね。

上の世代は別として、これからの日本がどうなるかは僕らの世代次第ということだということを気づかされました。


前出のニュージーランド人に続いて、気づきの多い出会いに恵まれた南京滞在だったと今でも思ってます。

さて、上でもURL貼りましたが、数少ない南京在住者の彼のブログも面白いですよ(某自動車会社がどこかもわかりますw)

sugiXブログ
http://smile-park.com/sugix/


……というわけで…

これにて長かった南京編も終了です。次回は三国志ゆかりの地、合肥編です!

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